MBTIのネット診断を鵜呑みにしない方がいい理由

MBTIには、タイプダイナミクスという理論があります。

ダイナミクスあってこそのMBTIと言える程大事な理論なのですが、ネットの診断ではダイナミクスについてまで考慮することはできません。

その弊害(?)で、ネットの診断だとダイナミクスの観点からみて「???」となる結果が出てくることが多々あります。

MBTIを知ったばかりの人からすると何言ってんのか訳が分からないですね。申し訳ない。

ということでダイナミクスの理論とネット診断の結果について触れながら、ネット診断を鵜呑みにしない方がいい理由を紹介していきますね~。

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ダイナミクスって何?

ダイナミクスというのは簡単に言うと各タイプが信頼している指向の序列のことで、それぞれ「主機能、補助機能、第三機能、劣等機能」というものがあるのです。

まだしばらくはダイナミクスについてツラツラ書き連ねるので、「さっさと理由を述べんかい!」というかたは読み飛ばしちゃってください。

それでは話を戻しまして、序列についての説明を。

  • 主機能:最も自然に使い、重視・信頼している機能。意識を向けるのが容易なため、適切に使いやすい。
  • 補助機能:二番目に信頼している機能。外界と内界のバランスを取るために発達するので、外向/内向と判断/知覚が主機能と異なるものを使う。
  • 第三機能:補助機能の反対になると定義されている。主機能・補助機能と比べると未発達で、外向と内向の態度は明確でない。
  • 劣等機能:主機能の反対の機能で、意識を向けるのが困難。使用される機会が少なく未発達であるため、極端な形で出てしまうケースが多い。

これらの序列は「E/I指向、S/N指向、T/F指向、J/P指向」を見て判断します。

そんでそれぞれの指標が表わしていることはと言いますと、

  • E(外向)/I(内向)指向:主機能が外界・内界のどちらで使用されているか
  • S(感覚)/N(直観)指向:知覚機能の性質
  • T(思考)/F(感情)指向:判断機能の性質
  • J(判断)/P(知覚)指向:外界に対して判断機能(J)を用いているか知覚機能(P)を用いているか

こんな感じです。

これらの組み合わせによって、各タイプの指向の序列が分かるのですね~。

各タイプ序列の探し方

それでは実際に適当な例を挙げて指向の序列を探してみましょう!

パッと思いついたからESFPタイプで上に書いた指向の意味を見てみると、

 
  • E型であるため、主機能は外向している
  • P型であるため、外界に対して知覚機能を用いている
 

ということが分かります。

この二点の条件を満たすのは主機能が外向知覚型である場合のみですので、主機能は外向感覚or外向直観に絞れましたね。

そして肝心の知覚機能はS型ですから、知覚の際に感覚機能を用いているということになります。

これにより、ESFP主機能は外向感覚であると導き出せました。

主機能が外向知覚ということは、補助機能は外向/内向と知覚/判断が主機能と異なるものになるため、内向判断であることが確定します。

ESFPは判断機能がFとなっていますから、補助機能が内向感情と分かるのですね。

そして第三機能は補助機能の反対になるため、Fの反対=Tということで思考機能が当てはまります。

最後に劣等機能は主機能の対極にある機能のことですから、ESFPの場合主機能の外向感覚の反対=内向直観ということで、劣等機能は内向直観ということになります。

これでESFPのダイナミクスは主機能から順に「外向感覚>内向感情>思考>内向直観」になることが分かりました。

慣れるまでは機能の序列探しに苦労するかもしれませんが、なれると一瞬で分かるようになります。

MBTIの醍醐味みたいな部分なので、各タイプのダイナミクスは覚えておくと理解が深まると思いますよ。

ネット診断にはダイナミクスの概念がない!

ダイナミクスの理論を理解した上でネット診断を受けたとしましょう。

そこで「INTP」という結果が出たとしますか。

INTPはダイナミクスの観点で見ると「内向思考>外向直観>感覚>外向感情」となります。

ここで診断結果が

「I:90%、N:65%、T:80%、P:70%」

というようにT>Nになっていれば特に疑問はないのですが、

「I:90%、N:80%、T:65%、P:70%」

このような結果が出てくるとダイナミクス的に不思議なことになるんです。

だってこれだとINTP型なのに思考より直観をよく使用している、つまり主機能が直観ってことになってしまうからね。

内向型だから主機能は内向している(=内向直観)けど、外界に対して知覚機能を使っている(=外向直観)ということになって何が何だか分からない。

このようにネット診断にはダイナミクスの概念が一切なく、MBTIの理論的に意味が分からない結果が出てしまうことがあります。

各診断の質問によって指向の程度もコロコロ変わりますし、参考程度に留めておいた方がいいでしょうね。

補足
ややこしくなるので今回は言及しませんでしたが、INTPなのに内向思考より外向直観が発達するというようなケースもなくはないです。
その辺りを詳しく知りたい方は、記事の最後に紹介しているタイプ発達についての資料を読むと疑問が解決すると思うよ。

ネット診断のタイプはとりあえず疑っておこう

ネットでの診断はMBTIに興味を持つきっかけとしてはいいものですが、診断結果をそのまま自分のタイプとして認識するのはおすすめしません。

そもそもMBTIのタイプは誰かに決めてもらうものではなく、自分で現状一番しっくりくる「ベストフィットタイプ」というものを探すものなんです。

「一度診断したら、まずは結果を疑う!」くらいでちょうどいいのですよ。

結局はある程度自分で理論を勉強しないと分からないところが多いので、診断はあくまで自己理解の取っ掛かりに過ぎないんですね。

考えれば考える程よく分からなくなってくる現象に襲われたりしますが、診断結果をただ鵜呑みにするよりずっと楽しいですよ~。

MBTIは自己理解のためにあるツールなので、タイプを決められなくても自分について考え、理解を深めることに意義があるでしょう。

急いでタイプを確定しようとせず、ゆっくりとベストフィットタイプを探してみてくださいな。

参考にした資料

MBTI協会の公式サイトで紹介されている

以上の3冊を参考にしています。

「MBTIへのいざない」は文章の意味がよく分からなくて読み辛いところもありますが、とにかく情報量が多いのが魅力。

「MBTIタイプ入門(第6版)」と「MBTIタイプ入門 タイプダイナミクスとタイプ発達編」に関しては公式のセッションでも使用されており、「MBTIへのいざない」に比べて読みやすい印象です。

MBTIの考え事をする時は結局3冊とも引っ張り出すことが多く、どの本も役に立っています。

「MBTIについてもっと知りたい!」という方には3冊ともおすすめですよ~。

 

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